花江夏樹が売れっ子漫画家役で「ボス恋」に出演。「セリフが覚えられるか心配でした」

声優の花江夏樹が、上白石萌音が主演を務めるTBS系連続ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」(火曜午後10:00)の、1月19日放送・第2話にゲスト出演することが分かった。

オリジナル脚本となる本作は、ファッション雑誌編集部を舞台に、その名の通り「仕事も恋愛もほどほどに。人並みで普通の幸せを手にしたい」という今どきの安定志向の持ち主・鈴木奈未(上白石)が、ドSな鬼編集長や運命的な出会いをする子犬系男子に振り回されながら、恋と仕事に懸命に立ち向かい成長していく胸キュンお仕事&ラブコメディー。バリキャリの鬼編集長・宝来麗子を菜々緒、子犬系カメラマン・潤之介を玉森、奈未の先輩編集者・中沢涼太を間宮、奈未たちが働く出版社の副社長・宇賀神慎一をユースケが演じる。

第1話放送後、SNSでは「働く女性として、モチベーションが上がるドラマ」「潤之介くん、キュンキュンごちそうさま!」と、前向きになれるストーリーに元気づけられたり、胸キュンシーンにときめいたという声が続出。さらにラストシーンでは、衝撃的な展開を見せたこともあり話題となっている。

今回、花江が演じるのは、日本を代表する漫画家の荒染右京。海外でも愛される作品を手掛ける売れっ子作家で、奈未がアシスタントとして携わるファッションモード誌「MIYAVI」のカルチャー特集でコラボ企画を依頼されるという役どころ。けん玉を愛するという古風な一面も見せる魅力あるキャラクターだ。

「東京喰種」や「四月は君の嘘」など多くの人気アニメ作品で主人公を務め、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編で主人公の竈門炭治郎を演じるなど、大人気声優の花江が、今作で同系ドラマに初出演し、映像作品での俳優業に本格挑戦。声優としてさまざまな役柄を演じてきた彼が、声だけでなく、表情や挙動など文字通り“全身”全霊でキャラクターになりきる姿に注目だ。

花江は「僕が演じるのは、荒染右京という漫画家。(単行本を)39巻まで連載しているかなり売れっ子漫画家なんですが、少し髪の毛がボサボサなキャラクターで、物事を笑顔でやんわり断るような人です(笑)」と役柄を説明。そして「ドラマの撮影は過去に一度だけ経験していますが、その時はワンシーンでワンカットだけでした。今回のようにたくさんしゃべるのは初めてだったので、台本を渡された時から緊張していました」と本格的な俳優挑戦に硬くなったことを明かす。

また、「本業の声優は、(収録)当日に台本をもらってその場でセリフを演じるのが当たり前。“セリフを覚える”という文化がないんです。だから、ちゃんと覚えられるかなと少し心配でした(笑)。声優は漫画原作者の方とお会いする機会もあるので、実際にお会いした漫画家さんのしゃべり方や挙動も思い出しながら演じてみました」と、声優とは違った演技環境に戸惑いつつも、自身の経験を生かしながら役柄に臨んだことを明かす。

そして、共演した上白石については「本当に優しい方! 何度かお会いしたことがあり、お話していたので安心感がありました」と語り、「緊張しましたが、撮影はすごく楽しかったです! 僕なりの荒染を精いっぱい演じさせていただきましたので、ぜひオンエアを楽しみにしていただきたいです」とメッセージを寄せている。

第2話では、お見合い話を断る口実として潤之介の彼女役を引き受けた奈未。潤之介から「姉ちゃんに会って」と頼まれるが、姉として紹介されたのはなんと鬼上司の麗子だった。最悪の状況に焦った奈未は、その場しのぎに麗子にいろんなうそをついてしまい、より事態は複雑な状況になる。

翌日、「MIYAVI」編集部では創刊号の企画会議が行われ、中沢が提案した漫画家とのコラボ企画が採用される。さらに麗子の発言で人気漫画家である荒染に依頼することが決定。何かをたくらんでいる様子の麗子は、前日についた“奈未のうそ”がきっかけで、奈未に荒染との交渉の席につくよう命じる。交渉の大役を押し付けられてしまった奈未は、潤之介にSOSを求める。

© 株式会社東京ニュース通信社