中央線 E233系 グリーン車2両追加にむけ準備、トイレ設置や電動車に補助電源_ホーム延長もすすむ

2023年度末、3年後に登場する中央線E233系グリーン車にむけて、いま走るE233系10両編成のトイレ新設や、既存の快速線ホームの2両延長工事が動いている。

中央線の東京口 快速線は、豊田車両センターのオレンジ帯E233系10両編成が担う。10両固定編成と、4両+6両の分割・連結できる編成がいる。

両編成とも八王子方が10号車、東京方が1号車で、先頭車がモータなし制御車(Tc)、9・8・5・4・3・2号車がモータつき電動車(M)。

1月14日には10両固定編成のT2編成が大宮総合車両センターで、モータなし車両6号車にトイレを設置し、モーターつき電動中間車4・5号車と入れ替えて出場した。

こうしたトイレ新設・車両入れ替えのほか、架線から入る高電圧の電気を、空調や100V電源などに変換し供給する補助電源装置(SIV:Static InVerter)が、中間電動車1両に追加されている。

中央線E233系10両編成に2両のグリーン車を追加することから、ホーム延長工事もすすむ。

グリーン車つき編成の運行区間は、中央線 快速 東京~大月と、直通運転を行う青梅線 立川~青梅。この区間のすべての駅で12両対応工事がすすみ、ホーム片端2両ぶん延長や、両端1両ぶんなどがみられる。

また、かつて中央線電車が所属していた武蔵小金井電車区は、今後も電車を留置する基地として継続することから、ここでグリーン車や普通車トイレを整備するための給水・排水機材などが新たに置かれる見込み。

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