宮崎県でキャンプを行う6球団 緊急事態宣言中の「無観客キャンプ」開催を発表

昨年は多くの観客が訪れた西武の宮崎・南郷キャンプ

2月1日から宮崎県内で春季キャンプを実施する埼玉西武ライオンズ、福岡ソフトバンクホークス、オリックス・バッファローズ、読売ジャイアンツ、広島東洋カープ(二軍)、東京ヤクルトスワローズの6球団は15日、宮崎県の河野俊嗣知事が記者会見で発表した「本県でキャンプを行うプロ野球、Jリーグチームの皆様へのお願い」を受け、春季キャンプを政府の緊急事態宣言と宮崎県の緊急事態宣言の双方が解除されるまでの間、無観客で実施すると発表した。

有観客実施への移行については、国の「緊急事態宣言」、宮崎県独自の「緊急事態宣言」が解除され、状況が改善した場合に、あらためて検討するとしている。

これを受けて宮崎県日南市南郷町でキャンプを行う西武は以下のようにコメントを発表した。

飯田光男球団本部長「ファンの皆さまに直接、キャンプ中の選手の姿を見ていただくことができないのは大変残念です。一方で我々には『無事キャンプを迎え、そして春季キャンプの中で、日本一に向けてよりレベルアップしていく』『無事に開幕する』という使命があります。本当は選手たちの姿を見たかったファンの方が大勢いらっしゃるという自覚を常に持ちながら、チーム一同この期間を過ごしてまいります」

源田壮亮主将「毎年、南郷スタジアムには多くのライオンズファンが駆け付けてくださり、日々あの温かい応援を聞いて『今日も頑張ろう』と思っていました。キャンプインして、ファンの皆さまがいない球場を見て改めて〝寂しさ〟を実感すると思います。このような形になったことは大変残念ですが、一日でも早く、この事態が収束することを願いながら、ファンの皆さまとお会いできる日を楽しみにしております」

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