旧優生保護法、3例目違憲 札幌地裁「尊厳傷つけた」

旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制されたのは憲法違反だとして、札幌市の小島喜久夫(こじま・きくお)さん(79)が国に1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、札幌地裁は15日、旧法を違憲と判断した。違憲性を認めた判決は仙台、大阪各地裁に続き3例目。賠償請求は、手術から提訴までに20年の「除斥期間」が過ぎて権利が消滅したとして棄却した。原告側は控訴する方針。

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