【初場所】綱取り消滅の貴景勝5敗「引いた理由?いろいろあります」 休場の可能性も

阿武咲(右)に押し出しで敗れた貴景勝

大相撲初場所6日目(15日、東京・両国国技館)、大関貴景勝(24=常盤山)が幕内阿武咲(24=阿武松)に5敗目(1勝)を喫した。

立ち合いで押し込めずに引いてしまう〝悪癖〟を露呈。一方的に押し出されて完敗した。取組後は「勝たなきゃいけない。負けたので実力不足です。引いた理由? いろいろあります」と険しい表情。「毎日、勝つつもりで準備している。明日から集中してやる」と自らに言い聞かせるように話した。

今場所は初の綱取りに挑んだが、すでに消滅。このまま不調が続けば負け越しや休場の可能性も出てきた。

土俵下で審判長を務めた高田川親方(53=元関脇安芸乃島)は「今場所は引くことを相手に読まれて、つけ込まれている。消極的な相撲」と指摘した。

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