【卓球】伊藤美誠8強入り 東京五輪は「あると信じて練習している。願望ですけど」

全日本選手権で準々決勝にコマを進めた伊藤美誠

卓球の全日本選手権第5日(15日、丸善インテックアリーナ大阪)、女子シングルス6回戦は東京五輪代表の伊藤美誠(20=スターツ)が、安藤みなみ(23=十六銀行)を4―1(11―13、11―9、11―9、11―9、11―7)で撃破。第6日(16日)の準々決勝に駒を進めた。

この日の4回戦から登場した伊藤は3試合を制し「今日が一番ハードというのは分かっていましたし、いろんなタイプの選手と試合ができてすごく楽しかったです」と充実の表情で振り返った。

3連覇を狙った昨年は準決勝で敗退。女王の座を奪還すべく「明日は(準々決勝)1試合のみなので、しっかり集中して自分らしく楽しみたいと思います」と気を引き締めている。

今大会は緊急事態宣言下で開催されているが、半年後に迫った五輪は開催自体が不透明となっている。それでも伊藤は「私たち自身は五輪はもちろん、そういう大会が毎回あると信じて練習しているので、あってほしいですし、願望ですけど。スポーツはいろんな方に元気を与えるものだと思いますし、そういう部分はあってほしいと思っています」と力強く語った。

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