諫早産エゴマのそば販売 耕作放棄地で栽培

諫早産エゴマを使ったそばと油の販売を始めたハクライドウの伊達代表=諫早市栄町、いさはや市場

 健康食品などを販売する長崎県諫早市のハクライドウ(伊達雅孝代表)は、同市小江地区で栽培されるエゴマを使用したそばと油の販売を始めた。
 エゴマはシソ科の一年草で、種子には成人病予防などに効果が期待できるとされるオメガ3脂肪酸が含まれる。同地区では耕作放棄地対策や農業活性化を目的に、農家などでつくるグループが昨年から栽培を始めた。
 エゴマの健康効果に着目した同社が2年半かけてそばを開発し、南島原市の製麺所に製造委託した。粉末をそば粉や小麦粉で作った生地に練り込み、伝統的な手延べそうめんの技術でつるつると喉ごしが良く、コシのあるそばに仕上げた。
 エゴマ油は、みそ汁やスープなどにかけて食べると無駄なく栄養を摂取できるという。
 伊達代表は「おいしく食べて健康寿命を伸ばしてもらえれば」と話した。諫早市栄町のいさはや市場などで購入できる(エゴマそば250グラム648円から、エゴマ油50グラム1836円)。問い合わせは同社(電0957.23.0827)。

© 株式会社長崎新聞社