セリエA第18節が15日に開催されスタディオ・オリンピコでラツィオとASローマのダービーが実現した。
史上初の無観客で行われた“ローマ・ダービー”。最新技術を駆使したデジタル映像がスタンドに映し出される中、ホームのラツィオが先に仕掛ける。14分にマヌエル・ラッザリがペナルティエリア内でDFからボールを奪うと、こぼれ球にチーロ・インモービレが反応。右足で押し込み貴重な先制点をゲットする。さらに、７分後には再びラッザリのお膳立てからルイス・アルベルトがネット揺らし、ラツィオの２点リードで試合を折り返す。
序盤にゴールが生まれオープンな展開となった一戦は、球際でラツィオが高いディティールを披露して違いを作る。すると67分にジャン＝ダニエル・アクパ＝アクプロのパスを受けたアルベルトが、ペナルティアーク内から右足でシュートを放つ。コントロールされたボールはゴール右隅に吸い込まれ、アルベルトがドッピエッタ（1試合2得点）を達成。ラツィオが３発白星でダービーを制し、３連勝を飾った。
