200型に8000型、東武鉄道の車両には 型 がある、京阪は系と形で読み方が……

東武鉄道ホームページの車両紹介ページには、100系、500系、30000系、60000系 以外は、200型、250型、350型、6050型、634型、8000型・8500型、800型・850型、9000型、9050型、10000型、10030型、10080型、20400型、50000型、50050型、50070型、50090型、70000型、70090型という具合に、型で表記している。呼びかたは「がた」。この違いはなんだ。

これは東武が独自に呼ぶ記号で、たとえば70090型は、70000系グループに属する、東武線・東京メトロ日比谷線直通 座席指定制列車 THライナー 用の70090型という分類。

同様に、東武東上線の座席定員制列車 TJライナー 用は、50000系50090型(ごまんけいごまんきゅうじゅうがた)。

8000系グループにも8000型・8500型があり、その8000型8両固定から中間車2両を抜き、6両を更新工事時に3両固定編成にしたワンマン対応車が、800型・850型。浅草寄りの3両を800型、伊勢崎寄りの3両を850型と記す。

いっぽうで、公式ホームページの車両紹介にもあるように、100系、500系、30000系、60000系は、グループ内で派生したモデルがいまのところない単形式ってことで、そのまま系(けい)で呼ぶ。

この系も、形で呼ぶ会社がある。小田急や京成、京急は形(がた)と呼ぶ。京阪は、本線を行く電車の系と、大津線を行く形がある。この京阪大津線の600形や700形は形(けい)という。

また、JR各社は、国鉄から似た呼び方で、209系2200番台(南武線むけ)といった具合に番台(番代)で区別する点が、東武の50000系50090型と似ているかも。

© 株式会社エキスプレス