「エリアカで最後の試合」18歳・長﨑美柚、強い思いで自身初のランク入り

<2021年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)、2021年1月11日~17日>

16日、全日本卓球選手権は大会6日目を迎えた。女子シングルス準々決勝で、長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園・東京都)が、伊藤美誠(スターツ・大阪府)に敗れ、ベスト8で姿を消した。

試合後、長﨑がオンラインで会見し、今大会を振り返った。

エリアカ最後の試合で初ランク

伊藤との対戦について長﨑は「2,3年前の試合では自分のプレーをさせてくれたが、今回はまったく違った。自分のプレーを全然発揮させてもらえなかった」と振り返った。

写真:長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)/撮影:ラリーズ編集部

「自分からドライブして、先手を取っていくのが自分のプレースタイル。この試合は先手をとられる形だった。どうやったら先手を取れるか悩みながら試合をしていた」と打開策を見出せなかった。

写真:長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)/撮影:ラリーズ編集部

だが、長﨑は今大会、自身初の全日本ランク入りでベスト8まで勝ち残った。

そのことについては「初めてランクに入ることができた。相手に向かっていく挑戦という気持ちで加藤選手、芝田選手に勝てた」と喜びを語る。

写真:長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)/撮影:ラリーズ編集部

高校3年生の長﨑は、この春で高校を卒業する。「今大会がJOCエリートアカデミーで最後の試合。たくさんの方が応援、準備してくださったので、今年は絶対勝ちたいと思って、強い思いで臨んだので勝てたのかもしれない」。

世界ジュニア優勝経験もある日本屈指のサウスポーが、ついに全日本でもその実力を示した。

女子シングルス準々決勝

長﨑美柚 0-4 ◯伊藤美誠
8-11/11-13/9-11/4-11

文:ラリーズ編集部

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