金子恵美氏 パッション不足〟の菅首相に苦言「政治が頼りない、と若者が不安になっている」

金子恵美

元衆院議員の金子恵美氏(42)が17日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演。新型コロナウイルス感染症対応を巡る、菅義偉首相(72)の発信力に疑問を呈した。

番組内では、20代の若者に菅首相のメッセージが届かないことを問題に取り上げた。SNSで情報収集する若者は「菅首相の発言より周りの目を気にする」「会見を見なくても、ネットニュースで十分」などの意見が寄せられた。

金子氏は菅首相の発信力について「官僚の書いたペーパーを読むってのは、政治家はしがちですが、国会答弁で数字を間違えてはいけない時は大事。ただ、この状況になったらシンプルで強いメッセージが必要」とし「緊急事態宣言自体が世論に押し切られたような形になっていることで、『政治が頼りないな』と若者が不安になっているんじゃないか」と指摘。

続けて「過半数が良いと言ったらやればいいという状況になっていると、政治家の存在意義が無くなってしまう。半数が反対しても説得するのが本来の政治家、リーダーのあるべき姿」とキッパリ。

最後に菅首相に必要なこととして「政治って『真心で勇気を持って真実を語れ』とよく言われる。たぶん発信やスキルの問題というよりは、勇気や真実、真心などパッションが必要な状況になっている」とした。

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