「初めに思ったのは『そんなこと考えたことすらなかったな』だった」
巨人の今季の新戦力としてチームに加わる前ジャイアンツのジャスティン・スモーク内野手。ブルージェイズに在籍した2017年には38本塁打を放ち、メジャー通算196本塁打を放ってきた長距離砲だ。
2021年型巨人打線の中心として期待されるスモーク。その新助っ人が地元サウスカロライナ州の地元紙「ポスト・アンド・クーリエ」のインタビューに応じて、巨人行きの理由を明かしている。
昨季はブルワーズで開幕を迎え、シーズン中にジャイアンツへ移籍していたスモーク。「シーズンが終わってから1週間ほどしたころ、私の代理人がいい機会になるかもしれないとそれ(日本行き)を持ち出したんだ」と、シーズン終了後に巨人からの打診があることを代理人から伝えられたという。
ただ、スモーク自身は「私が初めに思ったのは『そんなこと考えたことすらなかったな』だった」と感じたといい、当初は日本行きには乗り気ではなかったよう。だが、新型コロナ禍でFA市場は停滞。トレバー・バウアー投手や田中将大投手ら大物選手でさえ、進展しない状況だった。
家族も来日を楽しみに「私の妻もあらゆることを熱心に調べてくれた」
「興味を持ってくれる球団はあるものの、FA市場がいい方向に行かないことがわかってきた。私はいくつかのことについて腰を据えて真剣に考え始めなくてはならなくなった」とスモーク。市場の停滞が日本行きを決断する理由になったとした。
コロナ禍のため、来日時期は未定だが、スモークは「彼ら(巨人)は移動のことや、家のこと、食事のこと…基本的になんでも世話してくれるんだ。私には専属の通訳や、ほぼ全てのことの面倒を見てくれるコンシェルジュのような人が付く予定だ」と語り、巨人の手厚いサポートを好意的に受け止めている様子。
さらに「私の妻もあらゆることを熱心に調べてくれた。30分ぐらいの距離にディズニーワールドがあって、それから上の娘はいろいろなスクールプログラムやアクティビティに参加できるようだ」と語っており、ともに来日する予定の家族も楽しみにしていることを明かしている。
マリナーズ時代の2012年にアスレチックスとの開幕2連戦で東京ドームでプレーした経験を持つスモーク。イチロー氏のチームメートとして戦ったその第2戦ではホームランを放っている。そんな思い出もある新天地で、スモークはどれほどの活躍を見せてくれるだろうか。
【動画】巨人入りのスモークが東京ドームで豪快な一発 12年日本での開幕シリーズで放った実際の映像
【動画】巨人入りのスモークが東京ドームで豪快な一発 12年日本での開幕シリーズで放った実際の映像 signature
(Full-Count編集部)