CAになってから慌てないために!CA募集の無い今だからこそやっておきたいこと

時間のある今だからできること

コロナの影響で、どの航空会社も当面、大幅にCA(客室乗務員)の採用を見送るかたちになってしまいました。

募集再開はいつになるか先が見えない状況で、CAを目指していた方は辛い想いをされている方も多いと思います。

 

 

しかし、人々の移動手段として、航空業界、そしてCAの仕事は絶対になくならないと思っています。

ということは、いつか必ず採用はあるはず!

 

募集は急に出ることもあるので、今から慌てないよう準備を進めていきましょう。

 

今回は、筆者がCAになってから慌ててやったこと、事前に準備しておけばよかったと思うことをまとめました。

 

時間がある今だからこそできる念入りな準備についてお話します。

 

 

身体を整える

CAになるのに一番大切なのは健康で美しい身体。

それは、一朝一夕で作り上げられるものではありません。

 

食生活の見直しや規則正しい生活はもちろん、気になるところは今のうちからしっかり時間をかけて直しておきましょう。

 

歯並びや虫歯

筆者は外資系航空会社のCAとして働いていたのですが、日本では可愛いと思われる八重歯も世界ではあまり認められていないと感じました。

 

歯並びや白い歯に自信が持てると、笑顔もさらに輝きます。

 

機内では虫歯は命取りになることも。

 

筆者の入社した航空会社では、入社前に健康診断の結果を書面で提出するのですが、「虫歯が無いこと」または、「虫歯は全て治療済み」とお医者さんの照明とレントゲン写真の両方が必要でした。

 

今こそ時間がかかる矯正や虫歯の治療に専念するのに良い時期ではないでしょうか。

 

 

ほくろの除去

日本ではあまり気にならないほくろですが、海外では病気と思われることもあり、面接時に「ほくろを取るのなら採用」と言われることもあります。

 

実際に筆者も言われました。

 

先輩は、首元の大き目のほくろを除去、筆者は前髪とメイクで隠して合格を手に入れました。

 

迷っている方は時間のある今のうちに除去を考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

整体

機体の作りや安全上の理由から、身長制限を設けている航空会社もあります。

 

もちろん、満たしていなくても採用されることはありますが、少しでも心配な要素は排除しておきたいですよね。

 

筆者は小さいまま(当時156.7cm)CAとして働き始めましたが、その後整体に通い、160cmまで伸びました!

 

CAの入社前健康診断では、背骨が曲がっていないかなどもしっかり見られますので、身体のメンテナンスにもしっかり時間をかけておくことをおすすめします。

 

 

CAの業務に生かせる資格を取る

よく才色兼備と思われるCAですが、実際に色々な資格に挑戦する人が多い印象です。

 

会社で取らされるのではなく、それぞれ興味のある分野の資格に、フライトの合間を縫って取得しているのです。

 

乗務が始まると休日は多いものの、時差や気圧、気温の変化で、終日寝て終わってしまう休日もあります。

 

けれどCAとして働く中で、より良いサービスのため、自分自身のスキルアップのために、休みを削ってでも学びたい気持ちが不思議とメキメキと湧き上がってくるのです。

 

今のうちに基礎を学んでおいたり、色々な資格に挑戦しておけば、CAになった後休日はゆっくりできるかもしれませんよ。

 

 

英語や外国語

外資系航空会社なら当然生活、訓練、乗務全てが英語なので英語が必要になります。

資格の取得、スコアの取得はCA受験に必須ですが、それ以上に実践スキルを身につけておいてはいかがでしょうか。

 

海外では、母国語と英語は話せて当たりまえ。

第二外国語、第三外国語も話せると強みになると思います。

 

 

秘書検定

秘書に求められる知識や技能の検定ですが、一般常識や敬語の使い方、電話対応やビジネス文書の作成などの、社会人として欠かせないスキルが学べます。

 

CAとして働いていると、電話対応もありませんし、ビジネス文書もほとんど作成しないため、一般常識を忘れてしまいがちになることも。

 

CAが転職の際に潰しが効かないと言われるのは、このような理由からかもしれません。

 

いざというときに慌てないように、今のうちに身につけておきたいスキルです。

 

CA受験時のエントリーシートの作成・送付に役立つ知識も身につくと思います。

 

 

ソムリエ 

機内ではワインを召し上がるお客さまが多いので、ワインの知識があるとプラスアルファのサービスが提供できます。

 

また、仕事柄世界中で美味しいワインを堪能できるので、ソムリエの資格があると自分自身もより楽しむことができると思います。

 

 

世界遺産検定

機内では、お客さまにオススメの観光地やレストランを聞かれることが多々あります。

自分の経験、CA間の口コミからご案内しますが、せっかくですから少し詳しく観光地のご案内もして差し上げたいもの。

 

そんな時に世界遺産検定を持っていると、強みになること間違いなしです。

 

 

次のページ:こんな経験もとても大切になってきます

 

 

ホテルやレストランなど一流のサービスを知る

ぜひ、”一流”と呼ばれるレストランやホテルを体験してみてください。

その経験は必ずCAとして働くときに役立ちます。

 

訓練では、サービスの基礎しか教わりませんが、実際に経験・体験しないと分からない”感覚”や”空気感”があります。

 

サービスする側とお客さまの距離感、笑顔の程度、声のトーン、アテンド時の歩く速さ、どの程度の会話が心地よいのか……

 

友人と行った時、恋人と行った時、家族と行った時など、シチュエーションでも違ってきますし、日系と外資でも大きく違います。

 

 

本で読んだり、映像で見て学んだことより、やはり実際に自分が感銘を受けたサービスは心に残るので、自分が提供するサービスにも生きてきます。

 

 

備えあれば憂いなし!今のうちに最大限の準備を

筆者自身、新卒時にCAになれず、3年一般企業で働いた後、既卒で外資系のCAになりました。

 

コロナでCA募集が無くなってしまった今、いつ元の状態に戻るのか全く先が見えない状況ですが、だからこそ、今の過ごし方、時間の使い方、自分の磨き方が来る日のCA受験に大きく影響してくることは間違いないと思っています。

 

その時に慌てないために、筆者の経験が少しでもヒントになれば幸いです。

 

 

© シーエーメディアエージェンシー/ハニーコミュニケーションズ