楽天2021年スローガンは「一魂 日本一の東北へ」 石井GM兼監督と若手書道家がコラボ

発表されたスローガン(楽天野球団提供)

楽天は18日、2021シーズンスローガンが「一魂(いっこん)日本一の東北へ」に決定したことを発表した。

球団側は「2021年は東日本大震災から10年という節目の年。『野球の底力』を誓い、東北楽天ゴールデンイーグルスは、いつも〝ファンと共に〟復興を願い、そして勝利を届けるため、歩んできました。2013年、東北、そして全国のファンの声援に後押しされて『日本一』を成し遂げたあの日、東北中の人が誰彼かまわず、涙ながらに抱き合って喜んだあの風景、21万4000人が歓喜を分かち合った優勝パレードのあの風景、それは、スポーツがもたらす『感動』を心から実感できた瞬間でした」とした上で、新スローガンに決定した理由について次のようにも説明した。

「2021年は新型コロナウイルスという新たな強敵とも、全国民が手を携え、立ち向かわなければいけないとき。昨年の無観客試合や動員制限の試合で、選手たちは『ファンの声援のチカラ』を改めて感じました。活気あふれるスタジアム、ファンの声援を取り戻すためにも『あの歓喜の瞬間』をもう二度、三度とファンの皆さまと共に分かち合うためにも、今年は勝負の年。チームも選手もファンも、一丸となり一試合、一プレー、一球に魂を込めて闘う。『日本一の東北へ』、全員で一心不乱に挑む。その闘志漲る想いを『一魂(いっこん)』というスローガンに込めました」。

スローガンのビジュアルは、あえて力強い「一」と「魂」の言葉を重ねることにより「心ひとつに」という意志を強調したという。「一」は石井一久GM兼監督の揮毫(きごう)によるもので、宮城県出身の若手書道家・相馬美希さんによる「魂」の書とコラボレーションした斬新なデザインとなっている。

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