長崎県東彼川棚町西白石地区で17日早朝、恒例の「鬼火だき」があり、近隣住民ら約60人が新型コロナウイルス感染拡大の収束を願った。
同地区自治会(小田成実会長、約400世帯)が住民の親ぼくを深める目的で15年ほど前から取り組む。今年はコロナ禍の影響で中止や延期も検討されたが、ぜんざい振る舞いを取りやめるなど規模を縮小して実施した。
収穫期を終えた田んぼに、住民らが集めた竹や木材を積み上げ、約7メートルのたいまつ塔を設置。自治会役員らが点火すると勢いよく燃え上がり、住民が拍手したり、カメラを向けたりして見入っていた。
小田会長は「昨年は自治会の運動会を中止するなど交流の機会が持てなかった。今年こそはコロナ禍が収束し、またみんなで集まり、楽しめる日が戻ってほしい」と話した。
「また集まれる日を」コロナ禍収束願う 川棚で鬼火だき
- Published
- 2021/01/18 23:43 (JST)
- Updated
- 2021/01/19 23:53 (JST)
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