FA田中 日本球界に1年限定復帰も…楽天・石井監督のラブコールが波紋

田中(左)は石井監督のラブコールにどう応えるのか

ヤンキースからFAになった田中将大投手(32)の日本復帰がさらに現実味を増した。楽天の石井一久GM兼監督(47)は18日に「もし選択が日本でということになるのであれば、帰ってきてほしいと言わない理由はない。ぜひとも仙台、東北でプレーしていただきたい」と古巣復帰へ送ったラブコールが米メディアに波紋を呼んだ。

MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者は18日(日本時間19日)に自身のツイッターで「ヤンキースと田中将大は今も接触してはいるが、彼が他球団で投げる可能性は十分にあるようだ。日本(球界で投げること)への興味は強いと言われており、そこ(日本)ではかなり大きな契約を得る可能性が高い」と投稿した。

ヤンキースはDJ・ラメーヒュー内野手(32)と6年総額9000万ドル(約93億3000万円)で、コリー・クルバー投手(34)と1年1100万ドル(約11億4000万円)でそれぞれ合意したことで年俸の枠に余裕がなくなり、田中残留はほぼ消滅。スポーツ専門テレビ局SNY(電子版)は17日(同18日)に情報筋の話として「田中は年俸1500万~2000万ドル(約15億5500万~20億7400万円)の単年契約を求めている」と報じた。さらに「パドレスがコンタクトを取ったとも報じられたが、交渉は進展していない。日本復帰の可能性は強まった」と指摘した。

たとえ1年限定でも日本復帰はあるのか。田中の決断が注目される。

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