NTT東日本、オプティムとワールドリンク、ドローン分野で新会社NTT e-Drone Technology設立

東日本電信電話株式会社(以下:NTT東日本)と株式会社オプティム、株式会社WorldLink & Company(以下:ワールドリンク)は、ドローン分野における新会社「株式会社NTT e-Drone Technology」を設立し、2021年2月1日から事業を開始する。

新会社はエンルートの一部事業譲渡を受け、2月1日より事業を開始する。エンルートから事業譲渡された農業用ドローン「AC101」と産業用ドローン「EC101」を中心に展開していく。黎明期からドローン業界を支えてきたエンルートは一旦幕を降ろすことになる。

ドローンビジネス市場は、急速な拡大傾向にあり、各産業分野においてドローンの活用による活性化が期待されている。各社は合弁会社を設立し、各社の強みを持ち寄ることで、持続可能な地域社会づくりや地域経済および産業の活性化に資するドローンの社会実装を推進していくとしている。

■新会社の概要

株式会社NTT e-Drone Technology代表取締役社長 田辺博氏
  • 会社名:株式会社NTT e-Drone Technology
  • 本社所在地:埼玉県朝霞市北原二丁目4番23号
  • 代表取締役社長:田辺博氏
  • 事業内容:ドローンサービス開発、ドローン運用支援事業、ドローンソリューション事業、データプラットフォーム事業等
  • 資本金:4.9億円(資本準備金4.9億円)
  • 株主:NTT東日本、オプティム、ワールドリンク
  • 事業開始日:2021年2月1日(予定)

■各株主の主な役割(予定を含む)

  • NTT東日本:ICT技術(高速大容量のネットワーク・ローカル5G等)の活用、地域のニーズ収集等
  • オプティム:AIをはじめとするドローンに関わるソフトウェア開発等
  • ワールドリンク:ドローン販売・保守体制等

■主な事業内容

国産ドローン事業
軽トラ・軽バンに積込可能かつ女性一人でも運搬可能等の日本の利用シーンにフォーカスしたペイロード4kg~8kgの産業用中型機を提供。徹底した軽量化と電力消費効率重視の制御技術による長時間フライトを実現した。今後は、出資3社の強みを活かしたドローンサービスの開発を継続強化する。

ドローン運用支援事業
全国に販売・保守ネットワークを構築することでアフターフォローを強化し、産業用ドローンを安心安全に操作するためのスクールネットワークを構築する。

ソリューション事業
新会社等が保有する機体をシェアリング型で提供することで課題解決をサポート。センシングや画像解析等を受託することやパイロットの派遣も予定している。また、国産ドローンの利用シーン開拓や技術獲得に繋がる実証については共同開発も予定している。

データ事業
飛行データ等を多様なパートナー企業と流通することで新たな価値を創出する。

▶︎NTT東日本

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