バルサ次期監督候補にシャビが急浮上 メッシとの強力パイプも後押しか

2011年のクラブW杯でシャビ(中央)はメッシ(左)をサポートした

スペイン1部バルセロナの次期監督候補の本命に、エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)の盟友が浮上している。

バルセロナはリーグ戦で現在3位につけているが、序盤の低迷もあって今季就任したロナルド・クーマン監督(57)への風当たりは強く、解任論がくすぶったままだ。

今後のリーグ戦の展開や欧州チャンピオンズリーグ(CL)の結果次第では解任もちらつく中、英紙「サン」は「スペインのレジェンドであるシャビが、バルセロナ監督就任へ向けて本命だ」と報じた。

シャビ(40)はバルセロナの黄金時代を支えた大黒柱で、メッシや現J1神戸のMFアンドレス・イニエスタ(36)との強力ラインは史上最強の呼び声高い。現在はカタール1部アルサッドの監督を務めているが、古巣への復帰に本人も色気を見せているようでチーム再建の切り札として招へいが検討されている。

バルセロナの次期会長候補のビクター・フォント氏も、スペイン紙「ムンドデポルティーボ」に「シャビには、勝利を得るための競争力の高いプロジェクトがある。シャビとメッシの間には、こうした関係が存在する」と2人には常勝軍団のDNAが息づいているとし、「メッシが我々のプロジェクトに非常に満足し、残留するため選択肢となることを保証する」と語っている。

同紙は他の候補として、イングランド・プレミアリーグのリーズを率いるマルセロ・ビエルサ監督(65)、FIFA(国際サッカー連盟)ランキング1位のベルギー代表を率いるロベルト・マルティネス監督(47)、イタリア1部ACミランやユベントスなどで指揮したマッシミリアーノ・アレグリ氏(53)などを挙げているが、名門の次期監督レースは激戦となりそうだ。

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