メッツがポーターGM解任を決定 コーエン・オーナーが発表

メッツのスティーブ・コーエン・オーナーは日本時間1月19日午後9時55分にTwitterを更新。「今朝、ジャレッド・ポーターを解雇しました。私は最初の記者会見で誠実さの重要性について話をしました。本気です。このような類いの行動は全く容認することができません」とツイートし、「ESPN」によって女性レポーターに不適切なメッセージと画像を送っていたことが報じられたポーターGMの解任を発表した。

現在41歳のポーターはレッドソックスとカブスでセオ・エプスタイン(昨季限りでカブスの編成本部長を退任)の下で働き、ダイヤモンドバックスのGM補佐を経て昨年12月にメッツのGMに就任。インディアンスとのトレードでフランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコを獲得するなど、手腕を発揮し始めたばかりだった。

「ESPN」の報道によると、ポーターはカブス時代の2016年に海外の女性レポーターと出会い、テキストメッセージのやり取りを開始。次第にメッセージを無視されるようになり、最終的に不適切な画像を送り付けたとされている。ポーターは女性レポーターとメッセージのやり取りをしていたことは認めたものの、不適切な画像については「自分のものではない。(ネット上で拾ったものを)ジョークのつもりで送った」と否定していた。

サンディ・アルダーソン球団社長は「ESPN」の報道を受け、「事実関係を確認し、対応を決定する」と発表していたが、誠実さを大切にするコーエン・オーナーの逆鱗に触れ、ポーターは報道から24時間も経たないうちに解任されることが決定した。

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