J1へ V長崎始動 昨季3位の悔しさ糧に

2021年シーズンに向けて全体練習を開始したV長崎=諫早市サッカー場(V・ファーレン長崎提供)

 サッカーJ2のV・ファーレン長崎が19日、2021年シーズンに向けて始動した。吉田孝行新監督の下、クラブハウスがある長崎県諫早市サッカー場で初の全体練習を行い、オフ明けの体をほぐした。新型コロナウイルス感染を防ぐため、練習は非公開で実施。年末に帰国した外国人選手は政府の入国制限措置があるため合流が遅れる見込み。
 昨季は最終盤まで昇格争いを繰り広げた末、リーグ3位で終了。18年以来のJ1復帰をあと一歩のところで逃した。コロナ禍の特例でJ1からの降格チームがない今季は、優勝候補の筆頭に挙げられる。
 昨季在籍した選手のうち今季の去就が発表されていない選手が3人いるが、現時点で例年よりも選手の入れ替えはかなり少なく、戦力流出は最小限に抑えられそう。C大阪からベテランFW都倉賢、早大からルーキーMF鍬先祐弥を獲得するなどピンポイントの補強に成功している。
 チームは23~31日に沖縄で1次キャンプを実施。2月3~13日に宮崎で2次キャンプを行い、27日の開幕(ホーム金沢戦)に備える。今季のJ2日程は1月22日に発表される。

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