中村憲剛さん、川崎市ブランドポスターに起用 市の未来重ね「一緒に進化」

新作のブランドメッセージポスターを前にする中村さん(左)と福田市長=川崎市役所

 川崎市は19日、サッカーJ1川崎フロンターレで18年間プレーし、昨季限りで現役を引退した中村憲剛さん(40)を起用した2021年ブランドメッセージポスターをお披露目した。前を見据えるキリッとした表情と「さ、行きますか。」のコピーに、3年後に市制100周年を迎える市の未来を重ねた。

 ポスターの写真は昨年12月9日、クラブ練習場の麻生グラウンドで撮影。中村さんがインタビューで語った「今を懸命に生きることで、未来へと突き進んできた」「きっとそれは、この先も変わらない。やること全てが挑戦になる」といった思いを添えた。

 福田紀彦市長の定例会見に同席した中村さんは、川崎の未来について「いろんな方に思いや考えを持っていただければ幸い。皆さんと一緒に進化できるよう頑張りたい」。福田市長は「戦って記録を塗り替えた男の顔。インパクトがすごくてメッセージも本物。次のステージに行こうと鼓舞してくれる」とポスター効果に期待を膨らませた。

 市は2016年から市制100周年に向けたポスターを製作しており、今回で10作目。1月20日から市内公共施設などに掲示する。

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