長崎県議補選諫早市区 共産が本山氏擁立

 共産党県中部地区委員会は19日までに、次期県議補選諫早市区に、新人で会社社長の本山敏彦氏(59)を擁立する方針を正式に決めた。本山氏は本紙取材に「コロナ禍で厳しい生活を強いられている県民と危機を乗り越えるため、IR(カジノを含む統合型リゾート施設)や新幹線長崎ルートへの投資をやめさせ、県政の大改革に取り組みたい」と出馬理由を話した。
 本山氏は千葉県市川市出身。相模工業大付属高を卒業後、会社員を経て、諫早市内で携帯電話販売会社を経営。2019年の県議選同市区で落選した。中部地区委は今月16日の総会で本山氏の擁立を決めた。
 同市区は現在、欠員1だが、同市区選出の大久保潔重県議(54)が15日、3月28日投開票の同市長選への立候補を表明。公選法上、同一選挙区で欠員2以上となった場合、50日以内に補選が実施される。大久保県議は2月中旬に辞職する考えを示し、同市区は欠員2となる見通し。そのため、同市区の県議補選は同市長・市議選との同日選の公算が大きい。

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