鷹が最多の6人、西武は外国人枠下回る4人…今季の12球団助っ人陣容は?【パ編】

ソフトバンクに加入するコリン・レア(左)とロッテに加入するアディニー・エチェバリア【写真:Getty Images】

ソフトバンクはレイの加入で投手4人、野手2人の構成に

2021年が幕を開けて、早くも半月が経過した。球春到来となるキャンプインまであとわずか。現在、選手たちは自主トレを進め、2月1日のキャンプインに向けて身体づくりに励んでいるところだ。

新型コロナ禍で各球団の助っ人たちも徐々に来日し始めている。各球団の新助っ人たちもほぼ固まってきたと見られる。キャンプインまで、残り2週間ほど。ここで各球団の助っ人の構成をチェックしていこう。

近年は外国人枠を上回る助っ人を在籍させることが珍しくなくなり、外国人も枠を争う競争に置かれることが珍しくない。ただ、今季のパ・リーグではソフトバンクの6人が最多。他の球団は枠内の5人ないし4人という構成に現時点ではなっている。

【ソフトバンク】
・投手
カーター・スチュワートJr.
リバン・モイネロ
デニス・サファテ
コリン・レイ※
・野手
ジュリスベル・グラシアル
アルフレド・デスパイネ

4年連続で日本一となっているソフトバンク。2年連続でのリーグ優勝、5年連続の日本一を目指す今季は現状、助っ人6人という状況になっている。新助っ人はレイの1人。育成でキューバ人のアンディ・ロドリゲス投手を獲得しており、その力によっては早い段階での支配下登録の可能性も。ムーア、バンデンハークの去就はまだ不透明だが、退団の可能性が高い。

ロッテはメジャー実績豊富なエチェバリア加入

【ロッテ】
・投手
フランク・ハーマン
ホセ・フローレス
・野手
ブランドン・レアード
レオネス・マーティン
アデイニー・エチェバリア※

昨季2位に食い込んだロッテはこのオフ、メジャー通算922試合に出場した実績を持つエチェバリアを獲得。レアード、マーティンと野手3人体制となる。投手は昨季から残留となるハーマン、フローレスの2人となっている。

【西武】
・投手
ザック・ニール
リード・ギャレット
・野手
エルネスト・メヒア
コーリー・スパンジェンバーグ

西武は12球団で唯一、ここまで新助っ人の獲得がない球団だ。投手では先発のニール、昨季中継ぎとして大車輪の活躍を見せたギャレットが残留。野手もメヒア、スパンジェンバーグがチームに残る。外国人枠は5人だが、西武はこれよりも少ない4人体制となっている。

楽天、日本ハム、オリックスはいずれも外国人枠ちょうどの5人体制

【楽天】
・投手
アラン・ブセニッツ
宋家豪
アダム・コンリー※
・野手
ブランドン・ディクソン※
ルスネイ・カスティーヨ※

近年、積極的な補強が目立っていた楽天だが、今季は現状、助っ人は外国人枠ちょうどの5人体制となっている。野手ではロメロ、ブラッシュが退団してカスティーヨ、ディクソンが加入。投手はブセニッツ、宋家豪の残留が決まり、そこに左腕のコンリーが加わる。

【日本ハム】
・投手
ブライアン・ロドリゲス
ドリュー・バーヘイゲン
ロビー・アーリン※
・野手
王柏融
ロニー・ロドリゲス※

栗山英樹監督が就任して10年目となる今季、日本ハムはアーリンとR・ロドリゲスの2人がチームに加入した。投手は残留するB・ロドリゲス、バーヘイゲンを加えて3人、野手は王柏融を入れて2人という顔ぶれに。この5人を日本人選手をうまく起用したい。

【オリックス】
・投手
タイラー・ヒギンス
ブランドン・ディクソン
・野手
アダム・ジョーンズ
スティーブン・モヤ
ステフェン・ロメロ※

オリックスは現状、今季の助っ人は5人体制となっている。昨季は楽天でプレーしていたロメロが2年ぶりに復帰。来日2年目となるジョーンズ、モヤと共にプレーする。投手は昨季から残留となるヒギンス、ディクソンの2人。外国人枠をちょうどの5人体制だ。

※11時50分、一部を加筆・修正しました。お詫びして訂正いたします。(Full-Count編集部)

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