【新型コロナ】女性の雇用不安に対応 電話相談窓口を開設 横浜市男女共同参画推進協会

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で雇用や生活に不安を抱えた女性の悩みを解決しようと、横浜市男女共同参画推進協会は22日、新たな電話相談窓口「≪コロナ下≫女性のしごとと暮らし電話相談・よこはま」を開設する。影響が長期化する中、立場の弱い女性を巡る状況はさらなる悪化を招きかねず、担当者は「悩みを抱え込まず、まずは相談を」と積極的な利用を呼び掛けている。

 これまでも同協会では、就労支援に取り組む相談窓口「女性としごと応援デスク」を市内の男女共同参画センター3館で実施。コロナの影響による解雇や雇い止めで仕事を失った非正規雇用の女性からの相談が増えているという。

 新たに開設する電話相談窓口では、収入が減ったり仕事を失ったりした市内在住の女性からの相談をワンストップで受け付ける。生活に困窮して専門的な支援が必要な場合は、区役所生活支援課などの公的機関や区社会福祉協議会など専門機関の窓口につなぐ。

 経済苦や生活苦から若い女性の自殺率が高まる中、パートナーからのドメスティックバイオレンス(DV)や性暴力などに苦しむ女性も少なくない。対応する相談員は専門研修を受けているといい、担当者は「女性が抱えるさまざな不安に応えたい」と話している。

 相談は無料。毎週火曜と金曜(祝日含む)の午後1~5時。3月26日まで。通話料無料のフリーダイヤル(0800)8006656。

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