大相撲初場所11日目(20日、東京・両国国技館)、幕内阿武咲(24=阿武松)が幕内大栄翔(27=追手風)の独走に〝待った〟をかけた。
大栄翔に突き起こされて後退したが、土俵際の突き落としで逆転勝ち。7勝目(4敗)を挙げて勝ち越しに王手をかけた。
取組後の阿武咲は「立ち合いで起こされたけど、しっかり落ち着いて次につなげられた。相手はV争いトップ? そういう意識は特にない。(大栄翔とは)関取に上がってからずっとやっている。負けたくない相手」と納得の表情を浮かべた。
残り4日間へ向けて「一番一番大事に、どんなところでも勝ちにこだわっていきたい。明日から集中してやるだけ」と気持ちを引き締めた。