大相撲初場所11日目(20日、東京・両国国技館)、幕内明生(25=立浪)は幕内宝富士(33=伊勢ヶ浜)を押し出して勝ち越しを決めた。取組後は「(今日は)下からおっつけて前に。自分で作戦を立ててやれたので良かった」と語った。
3場所連続の勝ち越しには「集中してやったので良かった」と淡々と振り返る。
ここまで3敗を守り、賜杯レースはトップと1差。そして、12日目(21日)はトップを走る幕内大栄翔(27=追手風)と対戦する。明生は「(対戦相手は)まだ見てないです」と話し、優勝争いについても「そこはまだだと思います」と意識していないという。
それでも残り4日間は「一つでも多く(白星を挙げて)来場所は番付を上げたい」と気を引き締めた。