V長崎・吉田監督 「攻守にアグレッシブなサッカーを」 昨季の戦術ベース 会見での一問一答

「攻守にアグレッシブなサッカー、主導権を握るサッカーをしたい」とチームづくりの方針を語るV長崎の吉田監督=ジャパネットたかた本社

 今季のV長崎を指揮する吉田孝行監督が20日、就任後初めて公の場で会見。穏やかながらも、はっきりとした口調で、リーグ優勝に向けたチームづくりの方針を説明した。以下、会見での一問一答など。

 (冒頭あいさつ)
 攻守にアグレッシブなサッカー、攻守に主導権を握るサッカーをしたい。僕のフィロソフィー(哲学)は「サッカーボールは誰のものかというとわれわれのもの」だ。攻撃はボールを大切にするし、守備は奪われたらすぐに奪い返す。見ている人がワクワクするようなサッカーを目指したい。1年間、よろしくお願いします。

 -コーチからの監督昇格となった。
 昨季は若い選手の指導をやりながら、全体的な戦術はコーチ陣で話し合いながら決めていた。今年も戦術のベースは昨年とそこまで変わらない。というのは、昨年も自分の思い通りにできていたので。より自分流に針を振るというか、自分のスタイルを増していく。

 -昨季は外国人選手が十分に融合できなかった反省がある。
 日本人だろうと外国人だろうと、若手だろうとベテランだろうと、人と人が接しているという考え方が大事。しっかり自分の感情も相手の感情も理解して、リスペクトした上でチームをつくっていきたい。(コロナ禍の入国規制で外国人選手の合流が遅れるが)仕方ない部分。国とJリーグのルールを守って、その上で最高のコンディションと戦術理解に持っていけるようにやる。

 -4チーム降格のルールが及ぼす影響は。
 下位チームの戦い方が昨年と変わり、守備的になると思う。そこを自分たちがどう崩していくか。昨年築いたポゼッションとかビルドアップとか、いい部分はたくさんある。そこから先をどう崩すのか。チームで統一してやっていく。

 -23~31日に沖縄キャンプ、2月3~13日に宮崎キャンプを控える。
 沖縄では主にコンディショニング。宮崎からは実戦形式で戦術理解を深めていく。これからのキャンプで細かい部分をどんどん話していこうと思っている。

© 株式会社長崎新聞社