1月20日、第164回の芥川賞は宇佐見りん氏の『推し、燃ゆ』に決定しました。
宇佐見りん氏の地元、沼津の書店では早速特設コーナーが設置されお祝いムードとなっているようです。
ここで近年の芥川賞作家について、その注目作や動向を振り返ってみましょう。
2020年上半期・遠野遥氏
宇佐見りん氏と遠野遥氏は第56回(2019年度)文藝賞を同時に受賞し、同時にデビューを果たされています。『破局』では慶應義塾大学(と見られる)大学を舞台に、エリート男子大学生の心境が淡々と描かれています。
2019年上半期・今村夏子氏
2019年上半期に芥川賞を『むらさきスカートの女』で受賞された今村夏子氏。昨年、芦田愛菜主演で『星の子』が映画化され話題となりました。主人公の「ちひろ」は新興宗教を深く信じる両親と共に暮らしつつ、イケメン教師に恋をしますが、その先に待っていたのは……。
2017年下半期・若竹千佐子氏
こちらも文藝賞と芥川賞のダブル受賞作。(宇佐見りん氏・遠野遥氏は別作品ですが)昨年、田中裕子主演で実写映画化されました。63歳で作家デビューされた著者の「受賞にいたるまで」の背景も興味深いです。
2015年上半期・羽田圭介氏
『スクラップ・アンド・ビルド』での芥川賞受賞以来、バラエティ番組やラジオ番組でも活躍中の羽田圭介氏。昨年は俳優の中神円さんとのご結婚を発表されました!
羽田氏は自身の著書やタイトルをプリントした服でメディアに登場されがちなことでも、時々話題になっています。
2021年上半期の芥川賞作家も楽しみですね!