森友学園・籠池町浪理事長が管財人に猛反発「休園について事前に相談や説明なかった」 

籠池町浪理事長

民事再生中の学校法人「森友学園」の籠池町浪理事長が21日、大阪市内で記者会見を開き、20日に会見を開いた学園管財人の疋田淳弁護士に猛反発した。

籠池氏によると、疋田弁護士は5日、学園が運営する塚本幼稚園の休園申請を裁判所に申請した。翌日には許可が出され、18日に「休園をするので解雇します」との通知が籠池氏のもとに届いた。同じ内容のものが職員や保護者にも届いたという。休園について疋田弁護士から事前に相談や説明はなく、籠池氏は「申し出には違和感を感じております」と訴えた。

再生計画では債務約28億8000万円の97%を免除した上で3年間支払いを猶予し、21年からの10年で約8000万円を弁済することになっているが、「再生案は子供さんにたくさん来ていただき、園を盛り上げるのが主となっているが、一番大切な園児募集を、19年よりやめるよう管財人に強要されていた」と批判。募集停止に関する納得のできる説明もなかったという。

さらに、疋田氏が「月約300万円の赤字が続いていた」と明かしたことについては「1か月単位では赤字が出ることもあるが黒字の時もある。年間の収支決算では問題ない。赤字が300万円とするなら、そのうちの3分の1くらいは管財人の報酬にいっている」と反発した。

今後、休園申請の許可を取り消すよう裁判所と協議を始める予定だ。

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