【新型コロナ】神奈川県所管域で20代感染者が死亡 コロナに起因せず

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は21日、県所管域で新たに3人の死亡と、10歳未満~90代の男女179人の感染が確認されたと発表した。

 死亡した海老名市の70代男性と20代男性はクラスター(感染者集団)が発生している市内のオアシス湘南病院の入院患者。いずれも他疾患で入院しており、死因は70代男性が肺炎、20代男性は急性呼吸不全で、コロナに起因しないとしている。県によると、20代の感染者の死亡は、年代を公表している事例の中では県内最年少という。

 亡くなった綾瀬市の90代女性はクラスターが発生している市内の介護老人保健施設「メイプル」の入所者で、死因は新型コロナ感染症としている。

 新規感染者の年代別内訳は、50代が36人、20代28人、40代26人、30代20人、80代16人、70代14人、10代13人、60代12人、10歳未満10人、90代4人。1人が重症、6人が中等症、172人が軽症または無症状。90人の感染経路が不明という。

 小田原保健福祉事務所管内の老人福祉施設で入所者と職員計6人の感染が判明。感染者は7人となり、県はクラスターと認定した。

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