中国テレビ局がプレミアリーグに約122億円を逆要求! 巨額訴訟は泥沼化

中国の動画配信サービス大手「PPTV」が、イングランド・プレミアリーグを相手取り8600万ポンド(約122億円)の支払いを求める巨額訴訟を起こした。

両者は2019―20年シーズンから3年契約で放映権契約を結んだが、プレミアリーグ側が「PPTVが最初の支払い分にあたる1億6000万ポンド(約227億円)を支払わなかった」として昨年10月に契約解除を発表した。さらに同リーグは、損害賠償としてPPTV側に1億6500万ポンド(約234億円)の支払いを求める訴訟を起こした。

だが、英紙「サン」によるとPPTV側は「1億2800万ポンド(約181億円)を前払いしている」と主張し、一方的な契約破棄により「広告収入や会員収入などで巨額の損失を被った」としてプレミアリーグに損害賠償8600万ポンドを請求する裁判を起こしたのだ。

同紙の取材にPPTVの広報担当者は「プレミアリーグはダブルスタンダードを取り、英国内と中国の放送局を平等に扱わなかった。妥協点を模索して最善を尽くしたが、法的措置を取る以外に選択肢はなかった」と説明している。

どちらも強硬姿勢で巨額マネーを巡る騒動は法廷の場で泥沼化しそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社