国民民主党・玉木代表 案里被告に議員辞職を要求「票を買った出どこは自民党です」

国民民主党の玉木雄一郎代表

国民民主党の玉木雄一郎代表(51)は21日、国会内で行った会見で、昨年の参院選広島選挙区の買収事件で、公職選挙法違反の罪に問われ、有罪判決が出た河井案里被告(47)に触れ「〝金で票を買った〟ということが認定された。極めて重大だ」と話し、議員辞職を要求した。

東京地裁は、広島県議4人への買収罪を認め、案里被告に懲役1年4月、執行猶予5年、公民権停止5年(求刑懲役1年6月、公民権停止5年)を言い渡した。判決が確定すれば、案里被告は政治家を失職する。

案里被告は東京地裁の判決後「主張の一部しか受け入れられておらず大変遺憾だ。判決内容を精査し、今後の対応を検討する」とのコメントを出した。

玉木氏は案里被告に対し「出処進退をすみやかに判断し、議員辞職すべきだと思います」とした上で「票を買った出どこは自民党です」と指摘した。

「自民党(二階俊博)幹事長は、犯罪行為の裏側にある、お金の流れについて説明しなければいけません。司法の厳しい判断を受けたのですから、政党としても、しっかりした説明をしなくてはいけないと思います」

玉木氏は「政治と金」をめぐる問題で、国民の政治不信をこれ以上の広げないためにも、一刻も早い二階幹事長の説明が必要だとしている。

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