【IR考】横浜市が事業者公募を開始 今夏にも選定

横浜市が、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の立地場所として想定する山下ふ頭=同市中区

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致を巡り、横浜市は21日、IRを設置・運営する事業者の公募を始めた。今夏にも事業者を選び、市と基本協定を締結した上で区域整備計画を策定。市会の議決を経て計画を決定し、来年4月までに政府に申請する運びだ。

 市は同日、公募条件やスケジュールなどを定めた「実施方針」も公表。2月5日~5月17日にかけて参加資格審査書類を受け付け、6月1~11日にかけて提案審査書類を受け付ける。

 公募に応じた事業者については、有識者による選定委員会が事業内容を非公開で審査した上で、答申を受けた市が事業者を選ぶ。選定した事業予定者とともに、秋から冬にかけて区域整備計画を作成。公聴会の実施や協議会での協議、市会の議決などを経て、来年4月までに計画の認定申請を目指すとしている。

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