アストロズが捕手補強 カストロと2年700万ドルで合意

アストロズがパドレスからフリーエージェントとなっていた左打ちの捕手、ジェイソン・カストロと2年契約で合意したことが明らかになった。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールは、2年契約の総額が700万ドルであることを伝えている。右打ちのマーティン・マルドナードとのプラトーン起用が有力。カストロはメジャーデビューした2010年から2016年までアストロズでプレーしており、5年ぶりの古巣復帰となった。

アストロズとカストロは昨年12月下旬の時点で契約合意間近であることが報じられていたが、カストロが市場の様子を見て、より好条件のオファーを模索したため、交渉はトーンダウン。カブスやタイガースなどが獲得候補に浮上していたが、カストロは最終的に古巣アストロズへの復帰を選択した。

現在33歳のカストロは2010年にアストロズでメジャーデビューし、2013年から4年連続で100試合以上に出場して2ケタ本塁打を記録するなど正捕手として活躍。2013年は打率.276、18本塁打、OPS.835をマークしてオールスター・ゲームに選出された。

2016年オフにフリーエージェントとなり、3年2450万ドルでツインズと契約。ところが、移籍1年目の2017年こそ110試合に出場したものの、2018年は右膝半月板断裂の重傷を負って19試合しか出場できず、2019年はミッチ・ガーバーに正捕手の座を奪われて2番手捕手に甘んじた。

昨季は1年契約でエンゼルスに加入し、8月末のトレードでパドレスへ移籍。2球団合計で27試合に出場して打率.188、2本塁打、OPS.668に終わった。開幕3戦目で2年ぶりに登板した大谷翔平(一死も取れず5失点で降板)がバッテリーを組んだのがカストロだった。

アストロズには好守を誇るマルドナードがおり、右打ちのマルドナードと左打ちのカストロによるプラトーン起用が有力視されている。なお、「ESPN」のジェフ・パッサンによると、捕手としての出場試合数に応じて最大200万ドルの出来高が設けられているようだ。

© MLB Advanced Media, LP.