ジダン後任は〝南米で今、最も注目される指揮官〟か レアル会長が切望報道

ジダン監督の後任候補に浮上したのは…(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードで解任論が浮上しているジネディーヌ・ジダン監督(48)の後任候補にアルゼンチンの若き名将が浮上した。

20日に行われたスペイン国王杯3回戦で3部アルコヤノに1―2で敗れるという大失態を犯したジダン監督。現地メディアでは今季終了までは指揮を執るとの見方が大勢を占めているが、今季の戦いぶりは不安定なうえに名門の看板に泥を塗る屈辱の敗戦が決定打となり、クラブ首脳陣は今季終了後の監督交代も視野に知れている。

そうした中、スポーツ専門テレビ局「ESPN」アルゼンチン版の番組「フットボールショー」で解説者のマキシミリアーノ・パルマ氏が「Rマドリードでは現在、フロレンティーノ・ペレス会長(73)がジダンの代わりに現在リバープレートで監督を務めているマルセロ・ガリャルド(45)の招へいを切望していると話している」と監督交代の最新状況を伝えた。

現役時代はアルゼンチン1部の名門リバープレートを始め、フランス1部パリサンジェルマンなどでプレーし、同国代表としても活躍したガリャルド氏。引退後はウルグアイ1部の名門ナシオナルを率いた後に古巣のリバープレート監督に就任。2014年には南米のクラブナンバーワンを決めるコパスダメリカーナを制覇した。

卓越した戦術眼やリーダーシップ、様々な新しい取り組みに挑戦する姿勢などが高く評価されており、南米で今最も注目されている若手指揮官でもある。大物ではなくあえて新進気鋭の指揮官を抜擢することで、チームの大胆な再建に乗り出す狙いがあるようだ。

Rマドリードの総帥が直々にラブコールを送っているようで、実現なるか注目が集まる。

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