那覇空港でのアシアナ誤進入 「機長が指示を思い違い」運輸安全委が報告書

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 国土交通省運輸安全委員会は21日、那覇空港で2019年7月21日、アシアナ航空171便が管制官の許可を得ずに滑走路に進入し、別の旅客機が着陸をやり直したトラブルは、同機の機長の思い違いなどが原因と考えられるとする調査報告書を公表した。 報告書によると、機長は「滑走路の手前で待機せよ」という指示を「滑走路に入って待機せよ」と思い違いをし、進入した。副操縦士は離陸のための作業などをしており、アシアナ航空の規定で定められた、管制からの指示を互いに確認するという手順を実行できず、誤進入に気付かなかったという。

 同委員会は「機長は管制指示の相互確認をするまでは滑走路に入るべきではなく、副操縦士は常に機体の状況をモニターすべきだった」と指摘した。

 着陸の許可を得ていた日本トランスオーシャン航空(JTA)212便との距離は約3.3キロまで近づいていた。JTA機がアシアナ機が滑走路に進入したことに気付き、約20分後に着陸をやり直した。