「あれだけ腸をケアしていたのに…」坂本龍一の直腸がん手術公表に周囲は衝撃

最近は健康志向だった坂本龍一

また元気な姿を見せてくれるはずだ。2014年に中咽頭がんを患った音楽家の坂本龍一(69)が、21日に自身の公式サイトで直腸がんが見つかったことを公表した。

坂本は「中咽頭がんは6年を経て寛解し安堵していましたが、残念ながら、新たに直腸がんがみつかりました」と切り出し「大いに落胆しましたが、すばらしい先生方との出会いもあり、無事手術を終えて現在は治療に励んでいます」と前向きに報告した。

治療しながら可能な範囲で仕事を続ける意向で「これからは『がんと生きる』ことになります。もう少しだけ音楽を作りたいと思っていますので、みなさまに見守っていただけたら幸です」と締めくくっている。

音楽関係者は「中咽頭がんになって以降、坂本さんはめちゃくちゃ健康に気を使うようになりました。それまで丸3日間寝なかったり、食生活も肉食中心だったんですが、今では菜食主義。しっかり睡眠もとるようになったそうです。カイロプラクティックやヨガをする時間もスケジュールに入れている。とりわけ腸のケアを大事にしていたんですよ」。

同関係者によると、坂本はがんになったことで、人体の免疫について勉強。腸が免疫機能に重要な役割を果たしていることを知り、人一倍ケアするようになったという。

「炭水化物や野菜などを腸に負担にならない順番で食べ、乳酸菌も本当に効果があるものだけをとっていたそうです。それだけ大事にしていた腸にがんが見つかったので、本人は相当ショックを受けているのではないか」(同)

この日、YMOのドラマーで昨夏、脳腫瘍の摘出手術を受けた高橋幸宏がツイッターで「絶対に大丈夫! 病気先輩だけれど、僕も一生懸命頑張ります」と〝共闘〟を誓った。今はただ坂本の回復を祈るしかない。

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