新潟発「ラグーンコーラ」が全国2例目のクラフトコーラとして発売中

新潟発「ラグーンコーラ」

近年、ビールなどで起きているクラフトブームがコーラにも到来している。じわじわと流行の兆しを見せる中、新潟発のクラフトコーラ「Lagoon Cola"ラグーンコーラ"」が、全国2例目の飲み切りタイプの瓶入りクラフトコーラとして販売されている。

ラグーンコーラは、昨年11月の「フードメッセ新潟」で販売が開始された。着色料、香料、化学調味料など食品添加物は一切使用せず天然材料のみでつくられ、従来のコーラのイメージを覆したクラフトコーラ。カフェインやアルコールを含まないため、未成年から大人まで愛飲することができる。原材料に使用されているスパイスのほか素材にもこだわり、甘味料は鹿児島県産の粗糖、レモン果汁は愛媛県産のレモンを使用するなど、安心できるもので作られているうえに、八角・唐辛子など免疫力を高める素材が多く含まれている。また、ボトリング時に熱殺菌処理済みのため、添加物を使っていなくても約1年の保存が可能だという。

ラグーンコーラの製造者は株式会社R.F.E(長野県長野市)だが、ボトリングは新潟市西蒲区で行われている。現在フルーツウェイカー(新潟市中央区ピアBandai内)で販売されているほか、新潟市内のナチュラルフードマーケット「ナチュレ片山」(本店、ピアBandai店)、専用のECサイトのインターネット通販などでも販売されている。

新潟ー長野の経済活性にも一役を担う

長野県長野市に拠点を置く製造者の株式会社R.F.Eは、新潟市でラグーンコーラの販売を行う飲食店舗・フルーツウェイカーを展開しており、新潟市を第二の拠点としている。新潟―長野という県境をまたいだ展開をすることで、スキー・スノーボード、食べ物などの文化やブランドだけではなく新しい分野で信越を盛り上げる狙いがあるという。そのような背景に加えて、ボトリングの委託先が新潟県新潟市であることも踏まえ、商品名にも新潟の「潟」に由来する「ラグーン」を冠したという。

「八角」をモチーフにしたロゴ

新潟の食文化に合うコーラを

「食文化が豊かな新潟県で、食事に合うものを開発しなければ新潟県でやる意味がない」とラグーンコーラの関係者は話した。新潟に今までなかった食事にも合うコーラを開発するにあたり、食事に合わない要素として、多量の上白糖による甘さ・炭酸による舌への刺激が強すぎて他の物の味を分かりにくくしてしまう点が従来のコーラは食事に合わない原因と考え、それをクリアしたものがラグーンコーラなのだという。また、ラベルには原材料として使用されているスパイス「八角」の実をイメージしたデザインが施されており、見た目をお洒落で格好いいものに作り上げることによって手に取りやすく、味や取り組みを知ってもらえるきっかけになることが期待されている。

今後の展開として、数種類のフレーバーのクラフトコーラ、香りを抑えたキッズ向けクラフトコーラや割って使えるコーラシロップの商品を展開、新潟県の地元の生産品とラグーンコーラでコラボレーションを行う予定だという。

持つだけでお洒落なラグーンコーラはイベントなどにも

【関連リンク】
ラグーンコーラECサイト
株式会社R.F.E
フルーツウェイカー
ナチュレ片山本店
ナチュレ片山ピアBandai店

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