TOYOTA GAZOO Racing、2021年のGT300トヨタ/レクサス使用チームを発表

 1月22日、TOYOTA GAZOO Racingは2021年にスーパーGT GT300クラスに参戦するチーム、ドライバーについて発表した。2021年はaprの2台のトヨタ・プリウスPHV、さらに2台のレクサスRC F GT3が参戦するほか、すでに2020年に埼玉トヨペットGreen Braveが投入したJAF-GTのGRスープラが3台に増えることになった。

 2021年のスーパーGT GT300クラスも少しずつラインアップが明らかにされつつあるが、トヨタ/レクサスを使用するチームのラインアップが1月22日、GT500クラスとともに明らかにされた。すでに埼玉トヨペットGreen Brave、LM corsaが体制を発表していたが、2020年までレクサスRC F GT3を使用していたチームが2台GRスープラにスイッチすることになった。

 ラインアップのうち、aprは2021年も2台のプリウスPHVを走らせる。ヨコハマを履く30号車は今季も永井宏明/織戸学、ブリヂストンを履く31号車は嵯峨宏紀/中山友貴とドライバーの顔ぶれは変わらない。2020年は31号車がポールポジション、30号車もポイント獲得を果たすなど躍進を果たしており、今季はさらに上位を目指すことになる。

 そして、すでに発表されている吉田広樹/川合孝汰の埼玉トヨペットGreen Brave、吉本大樹/河野駿佑のLM corsaに加え、Max RacingもGRスープラを使用することになった。ドライバーは三宅淳詞と堤優威という非常に楽しみなふたり。またこれでタイヤが埼玉トヨペットGreen Braveのブリヂストン、LM corsaのダンロップ、Max Racingのヨコハマと3メーカーに分かれることになった。

 一方、継続してレクサスRC F GT3を使用することになったのはK-tunes Racing。新田守男と阪口晴南のコンビ、ダンロップ使用も変わらない。2020年はシーズンを追うごとに速さをみせており、レクサスが得意とするコースでどんな活躍をみせるか楽しみな一台だ。

 また今回の発表では、2020年までarto Ping An Team Thailandとして参戦していた35号車についても発表されたが、チーム名、車名、ドライバーともまだ未定のままとなった。ただ、TOYOTA GAZOO Racingからの発表にはレクサスRC F GT3使用チームは『2台』となっており、レクサスを使用すると推測される。こちらはどんな体制になるか今後決定することになりそうだ。

2021年スーパーGT GT300クラス

トヨタ/レクサス使用チームラインアップ

No. Team Car name Driver Tyre

30 apr TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 永井宏明/織戸学 YH

31 apr TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 嵯峨宏紀/中山友貴 BS

35 未定 未定 未定 YH

52 埼玉トヨペットGreen Brave 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田広樹/川合孝汰 BS

60 LM corsa SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT 吉本大樹/河野駿佑 DL

96 K-tunes Racing K-tunes RC F GT3 新田守男/阪口晴南 DL

244 Max Racing たかのこの湯 GR Supra GT 三宅淳詞/堤優威 YH

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