サラ墜落事故から2周忌…遺族が真相求めるも未だ解明されず

アルゼンチン人FWエミリアーノ・サラの飛行機墜落事故から2年が経過し、遺族は未だ事件の真相を追い求めている。

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2019年1月21日にナントからカーディフ・シティに移籍が決まったサラは、フランスからウェールズに向かう小型機で向かう事に。しかしイギリスのチャンネル諸島上空で墜落事故に遭遇し、同年2月6日にサラの遺体が発見された。その後航空事故調査局(AAIB)の報告によると、小型機が商用に適用される安全基準の達していなかった事が発覚。さらにパイロットのデイビッド・イボットソン氏は夜間飛行の資格を保有しておらず、飛行中の機内では一酸化炭素が蔓延し心臓発作または意識不明の重体を引き起こしていた事が判明した。

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昨年にイボットソン氏の裁判が予定されていたが、コロナウイルスの影響で延期に。そのためこの事件に関する審問は行われおらず、サラの死の原因は未だ完全に解明されていない。サラの遺族は今も真相を求めており、担当弁護士は「サラの死から2年が経過した今も、彼がどのようにして、なぜ死んだのか正確にわかっていない」と声明を発表。「審問が完全な真実を明らかにする唯一の方法だ。そうすれば、彼の家族が何も答えのない悲惨な2周忌に耐える必要はないだろう」と続けている。

サラ飛行機墜落事故から2年※写真 Eddy Lemaistre

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