長崎県の大村市役所1階ロビーに、大村湾で水揚げされた白と黄色の珍しいナマコ2匹が展示され、来庁者の目を引いている。
白ナマコは体長約20センチ、黄ナマコは約15センチ。いずれも18日、漁師が同市沿岸で水揚げし市に贈った。市によると、白ナマコはこれまでも発見例があるが、黄ナマコは漁師の間でもほとんど目撃情報がないという。
佐世保市の九十九島水族館（海きらら）の担当者によると、見つかった黄ナマコはマナマコの体色異常とみられ「ここまで黄色いのは初めて見た。白ナマコ同様珍しい」としている。
2匹は2月2日まで展示した後、同水族館に寄贈する予定。来庁者の中には、ナマコが動く様子に「癒やされる」と動画に収める人もいるという。毎日海水を入れ替えて世話している農林水産振興課の職員は「白ナマコは『幸運を呼ぶ』と言われているが、黄ナマコはそれ以上かも。コロナ禍の中、来庁者が少しでも癒やされれば」と話した。
