吉田沙保里がコロナから回復 7日の検査で陽性診断され療養中だった

吉田沙保里

レスリングの元五輪女王・吉田沙保里(38)が、新型コロナウイルス感染症から回復し、23日から仕事に復帰すると同日、所属事務所が発表した。

吉田は7日の検査で陽性が発覚。所属事務所によると、当初は無症状だったがその後発症し、発熱の症状があった。所轄保健所、医療機関の指導のもと療養を続け、一定の経過観察期間を経て治癒の判断が出た。体調も回復しているという。

世界大会16連覇の霊長類最強女王はぜんそくの持病がある。15年に発症し投薬で治療したが、今でもたばこの煙など、せきを誘発する場は避けている。呼吸器疾患を持つ人が新型コロナウイルスに感染した場合、重症化のリスクがあるという情報もあり、手洗い、うがい、消毒を徹底。定期的なPCR検査を行なった結果、無症状の段階で感染が分かり、早期に療養に入っていた。

所属事務所は「この度は、皆さまにご心配とご迷惑をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。今後はより一層の感染予防対策を行い、安全確保を優先に努めてまいります」としている。

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