沖縄 県立高校一般入試は予定通り実施 3月3、4日 コロナ影響を想定し追試も

 3月3、4日の県立高校・特別支援学校の一般入試について、金城弘昌県教育長は22日、緊急事態宣言が発令中でも予定通り実施する方針を示した。試験会場では受験生にマスクの着用を義務付け、入退出時の手指消毒、換気などの感染防止対策を講じる。新型コロナウイルスの影響で受験できなかった生徒の追試は3月25、26日に各学校で実施する。

 県教委は2次募集を含めた一般入試の全日程が終了後、追試を実施する。志願校の合格者が入学定員に達している場合でも追試の結果が合格ラインに届いていれば、各校の判断で合格となる可能性がある。追試の合格発表は3月29日。追試の2次募集は同30日に志願書提出と面接などを行い、同31日に合格発表する。

 追試の対象となるのは、一般入試当日に新型コロナに感染している人、濃厚接触者で検査結果待ちの人、新型コロナと似た症状がある人としている。

 県教委は昨年12月22日、受験生や保護者に受験の注意事項などを明記した文書を配布し、手洗いの徹底や人混みを避けるなど、試験1週間前からの体調管理を呼び掛けた。

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