日本から化け物が来る!? WWE挑戦に向けて渡米する女子プロレスラー、Sareee(24)の評判が爆上がり中だ。
昨年初頭に渡米予定も新型コロナウイルス禍の影響で白紙となり、身動きの取れない状況を打破すべくWWEに直訴。異例の日本での活動再開が許されたが、そうした中での試合以外の動きが世界最大団体の関係者には信じられないものだった。
昨年2月には武藤敬司(58)プロデュースの「プロレスリング・マスターズ」の会場でWWE殿堂者のアントニオ猪木氏(77)にWWE入りを報告し、同じく殿堂者の藤波辰爾(67)、“黒いカリスマ”蝶野正洋(57)にもあいさつ。また、11月には初代タイガーマスク(63=佐山聡)から「虎魂」を伝承され、マスクの贈呈式も行っている。
WWE関係者によれば、これらのニュースが海を渡り、とんでもない状況になっているという。「今、WWEの裏方にいるコーチなどは元新日本プロレスの選手が多い。だから『日本のレジェンド選手と絡んでいるこの子は何なんだ』って。とんでもない化け物が来ると思われてて、ハードルがめちゃくちゃ上がっている状態」と苦笑いする。ただ「Sareeeはそんなプレッシャーを感じていなくてケロッとしてる。ハチャメチャですよ」とその肝っ玉の大きさに期待を寄せた。
22日は日本ラストマッチとしてシードリング新木場大会に出場。世志琥(27)とのタッグ「鬼に金棒」でビヨンドザシータッグ王座のV2戦に臨んだものの高橋奈七永(42)、中島安里紗(31)組に敗れ、王座から陥落した。有終の美を飾れなかった悔しさをバネに、上がりきったハードルを越えるべく爪を研ぐ。