【初場所】琴ノ若が自身初の10勝 豊山を押し倒し「体が動いていた」

琴ノ若(右)は右手一本で豊山押し倒した

大相撲初場所14日目(23日、東京・両国国技館)、幕内琴ノ若(23=佐渡ヶ嶽)は幕内豊山(27=時津風)を破り、幕内で自身初の10勝目を挙げた。互いに激しい攻めからしばらくお見合いする場面もあったが、最後は右手1本で押し倒した。取組後は「体が動いていたので、休まずに動けたところが良かったと思う」と振り返った。

初の2ケタ白星には「気持ちは変わらず、挑戦者の気持ちでやっている」と自己分析。また、師匠の佐渡ヶ嶽親方(52=元関脇琴ノ若)から「いい相撲ができているから気持ちを切らさずに」と助言を受けていることを明かした。

千秋楽に向けては「こだわりすぎずにいい相撲を取れれば」と気を引き締めた。

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