【新型コロナ】川崎市で90代男性死亡、75人感染38人経路不明

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は23日、90代の男性1人が死亡した、と発表した。10歳未満~90代の男女75人の感染が新たに確認された。中等症2人、軽症58人、無症状15人で、うち38人の感染経路が不明。市発表の感染者は累計で7246人となった。

 市によると、亡くなった男性は相模原市在住。持病のため川崎市内の病院に入院していた。同病院では、この男性を含め計4人の入院患者の陽性が確認されている。男性は18日に検査で陽性が判明した。

 新規感染者は、年代別では40代が最多の14人。50代12人、20代と70代が各10人、30代8人、60代7人、80代5人で、10歳未満、10代、90代が各3人。居住区別では川崎区18人、幸区16人、中原区12人、高津区10人、宮前と多摩の両区が各7人、麻生区1人。東京都内は3人で、横浜市が1人だった。

 市によると、クラスター(感染者集団)の発生している市内の自立支援施設で40代~70代の男性4人の陽性が判明。同施設での感染者は合計13人となった。また、多摩区の老人ホームでは、ともに50代の介護職と調理担当の女性職員2人、70代の入所者の計3人の陽性が確認され、同施設での感染者は計25人になった。

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