新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は23日、50~90代の男女3人が死亡した、と発表した。亡くなった2人を含む10歳未満~90代の男女190人の感染を確認。80代男性が中等症で、74人の感染経路が分かっていない。
亡くなった50代男性は、14日に自宅で倒れているのを同僚に発見され、市内の病院に入院。同日の検査結果は陰性だったが、死亡翌日の18日に出た再検査の結果、陽性と判明した。糖尿病の基礎疾患があった。70代男性は14日に感染が分かり、市内の別の病院に入院していた。
死亡した90代女性は、市内の介護老人保健施設の利用者で、女性を含む利用者と職員20人の陽性が23日判明。感染者数は22人となり、市はクラスター(感染者集団)と認定した。
横浜新緑総合病院(同市緑区)でもクラスターが発生。新たに職員1人の陽性が確認され、感染者数は6人になった。
市内のクラスター関連では、済生会若草病院(同市金沢区)で患者5人、済生会横浜市南部病院(同市港南区)で職員1人の感染が分かり、感染者数はそれぞれ22人、31人となった。このほか、通所介護施設で利用者2人、特別養護老人ホームで利用者3人の感染が判明し、感染者数は21人、10人となった。