【JRA】最も小さい勝ち馬メロディーレーン 重馬場をものともせず通算3勝目

24日の小倉競馬12レース・海の中道特別(4歳上2勝クラス、芝2600メートル)で、JRA最小馬体重勝利記録(338キロ=2019年9月28日・阪神1勝クラス)を持つ、〝最も小さな勝ち馬〟メロディーレーン(牝5・森田厩舎)が通算3勝目を獲得した。

放牧の効果か、栗東→小倉間の長距離輸送を挟んでも前走からプラス2キロ(346キロ)で出走。レースはいつもより早めの好位3、4番手につけ、直線に入って先頭に立つとスッと差を広げ、後続を寄せ付けない完勝を決めた。

騎乗した横山和騎手は「イメージ通りの競馬だった。スッといいポジションが取れた分、追いだしを待つ余裕があった。いい所を走らせたこともあったし、今日のような馬場も苦にはしていなかった。上にいっても楽しみですね」とコメント。

森田調教師は「あがってきても息が切れていないし、未勝利を勝ったのも稍重だったので今日の馬場も心配していなかった。今まで強い相手に戦ってきた馬だし、今日は完勝でしたね」と振り返った。

次走は、自己条件もしくはGⅡ阪神大賞典(3月21日)も視野に入れるとのこと。

ちなみにこのレースの出走メンバー中、最大馬体重の馬(4着サンサルドス=546キロ)とは実に200キロもの差があった。

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