【競泳】2冠・大橋悠依「目指しているところは自己ベスト」

2冠を達成した大橋悠依(代表撮影)

競泳の北島康介杯最終日(24日、東京辰巳国際水泳場)、女子200メートル個人メドレー決勝が行われ、大橋悠依(25=イトマン東進)が2分09秒86の大会新記録で優勝。23日の400メートル個人メドレー(4分37秒22)との2冠を達成した。

150メートル時点で寺村美穂(26=セントラルスポーツ)にリードを許す展開だったが、最終種目の自由形で逆転。タッチの差で勝利をつかみ取った。

東京五輪の派遣標準記録(2分10秒49)を上回るタイムをマークし「10秒を割って、なんとか9秒台で泳ぎたいと思っていた。ほんの少しだが(2分)9秒台が出たのでよかった。150メートルのターンで美穂さんが先に行くのが見えたので、何とか(最後で)力を出し切って抜かせればと思っていた」と手応えを口にした。

今後に向けては「目指しているところは自己ベスト。正直、現実味があるのは200かなと思っていて、2分7秒50くらいまではイメージできているので、ベースとなる体力の部分や細かい動きの部分を無意識にいい動きができるようにつくっていければもっともっとよくなると思うし、400にもつながる」と気合は十分だ。

東京五輪まであと半年。女子競泳界のエースは、まだまだ進化を続けていく。

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