大相撲初場所千秋楽(24日、東京・両国国技館)、元大関の関脇照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が幕内明生(25=達内)をすくい投げで下し、11勝目(4敗)。3度目の技能賞を獲得した。三役の小結で臨んだ先場所は13勝で優勝同点(準優勝)。今場所も2桁白星(11勝)を挙げ、いよいよ来場所は大関復帰をかけて土俵に上がる。
照ノ富士は15日間を終えて「(内容は)特によくないけど、星を挙げているのは良かったんじゃないですか」と自らに〝合格点〟。来場所へ向けて「(故障を抱えるヒザは)特に問題ないです。ちょっとずつ稽古ができるようになっている。来場所も一日一番、集中して頑張ります」と表情を引き締めた。